分子栄養学

アトピー性皮膚炎の分子栄養学的アプローチについて ~炎症と免疫をコントロール~

メモ:  
勉強の目的 今後、気管支喘息に対する分子栄養学的アプローチを考える上での、同じアレルギー性疾患である、アトピー性皮膚炎の勉強  
勉強の方法 2016/6/12日に行われた、宮澤賢史先生の分子栄養学実践講座の内容の振り返り (現在、第8期分子栄養学実践講座の受付中 http://www.bunshieiyou.com/)  
 
アトピー性皮膚炎とは: 表皮のバリアー機能異常と、アレルギー反応が関与して生じる皮膚炎群の疾患(略)  
 
背景 アトピー性皮膚炎に対してステロイド治療がなされてきたが、ステロイド発売後、有病率は上昇している。 そんな中、本屋にはさまざまなアトピー治療本があふれている。
 
ステロイドのジレンマ:ステロイド外用薬を使用すれば炎症はおさまるが、皮膚のバリアー機能は損なう。
 
また、効果がだんだんなくなってくる(グルココルチコイド受容体βが増える)。
だからといって、切ると、ステロイド離脱症候群(脱力・疲労感)がおこる。 結局、ステロイドは短期的には重要であるが、長期的にはバリアー機能障害がおこるため、
やはり、脱ステロイドをしたい。 これは困難である。  
 
免疫のしくみ 炎症性サイトカインと抗炎症性サイトカインのバランスが崩れると、炎症が持続する。 ヘルパーT細胞のバランス(Th1、Th2)がくずれると、免疫異常が起こる。 アラキドン酸優位の食事がTh2優位にする   アトピー性皮膚炎はTh2が優位である。   根本的には 活性化するマクロファージがサイトカインを放出し、
①炎症をおこし
②免疫T細胞を分化させる。  
 
治療方針 根本原因を改善する(→脱ステロイド、脱保湿)
 
根本原因とは、脂質代謝異常、炎症、免疫亢進、アレルゲン(IgEよりもIgG)、副腎機能低下  
 
根本原因を治す: 炎症を抑える(腸、脳、肝、歯、上咽頭、前立腺)、
ミトコンドリア機能をあげる(補酵素、重金属、運動)
症状緩和: ホルモンの調節(副腎ケア、甲状腺ホルモンの補充、プロゲステロンクリーム)、 神経伝達物質の調整   推奨サプリメント ケルセチン、フラックスシードオイル(亜麻仁油)、マグネシウム、プロバイオティクス、 ビタミンB群、ビオチン、ビタミンC、亜鉛、マンガン、ビタミンD3、副腎ハーブ  
 
[治療の順番] (2017/1/8に行われた分子栄養学実践講座より改変)
 
Step1.腸内環境の改善(1~2ヶ月)
1.食事療法 GF,CF(カゼインフリー、グルテンフリー)
2.サプリメント(腸の炎症を抑える):プロバイオティクス、グルタミン
3.ミネラルの補給:マグネシウム 副腎ケア:副腎抽出物  
 
確認事項——— 薬を可能な限り中止、 便の正常が良い 腹部症状の改善 食事の改善 炎症(腸、のど(ミサトール使用、マグネシウムうがい、Bスポット療法)、歯、前立腺、脂肪肝)、感染(歯)、ストレスの改善  
 
Step2.カンジタ除菌(2ヶ月)
1.カンジタ除菌用の食事
2.腸内環境維持(乳酸菌、抗炎症性サプリ)
3.サプリ(ハーブなど)、抗真菌薬(ナイスタチン)
4.バイオフィルム対策(カンデックス)
5.免疫力アップ(ビタミンD)   治療後に毛髪ミネラル行い、次に進むか決める  
 
Step3.デトックス(2ヶ月半) 確認: ・アマルガムの除去 ・大型魚の摂取制限
1.デトックス DMSA
2.ミネラルの補充        
 
本日の様子   気分:7 / 10段階  
お便りの様子:「泥状 (xx); 」 (うんちポスター by 臨床分子栄養学研究会)  
腸メンテ: コロネル サプリ:プロバイオティクス
 

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