こちらでは、栄養療法外来についてのご案内をしています。
なぜ、栄養療法が必要なのか
「私たちは、食べているものからできている」という有名な言葉がありますが、本当にその通りだなと痛感しています。
やはり、パフォーマンスを上げるには、サプリメントを闇雲にとるだけではだめで、どうしてそのような体になったのかという原因検索をして、まず、不必要なものを外に出す、というところから始めないとうまくいきません。
私たちが、普段食べているものの中で、不必要なものがあれば、まずはそれを除去していく、ということが、体質改善に最も大事な作業となります。
このような視点は、一般的な西洋医学にはなく、そのため、普通のクリニックや病院に行って検査して、異常なしとなった時に、対処ができない原因となります。
日本では、保険診療の枠内で行われているために、その検査のみでは、自分の体を詳細に見ていく、ということがとてもむずかしいわけです。
そのため、体調不良を西洋医学の検査で異常なしと言われて途方に暮れてしまった場合には、まずは食事改善し、それでも改善しなければ、自分の体をより詳細に見るために、西洋医学で行われていない、バイオロジカル検査といったものを中心に行っていく必要があります。
詳細な検査をすることでわかること
分子栄養学的な検査をすることで、西洋医学では見過ごされていたところをみつけることができるようになります。
これは、体調不良を抱えている人には朗報です。
なぜなら、原因不明と言われて途方に暮れてしまうより、原因のとっかかりがつかめることで、進むべき方向性がわかるからです。
例えば、採血結果では、西洋医学では問題ないと言われた結果であっても、
・たんぱく不足
・ビタミンB不足
・鉄不足
・亜鉛不足
・マグネシウム不足
・低血糖
・腸内環境
・メチレーションなど
このようなことが、予想することができます。
そして、その予想をもとにさらに確定するために、各種バイオロジカル検査を追加していくことで、より詳細に自分の体について理解が深まります。
理解が深まる利点とは何でしょうか。
それは、自分の体を人任せにしない、ということになります。
自分の体のことを自分で知ることで、自分の体に責任を持つことができるようになり、これこそが、改善のキーポイントになります。
自分の体で何が起こっているのかを知るということが、とても大事だということが理解していただいたでしょうか。
私について
私は、プロフィールのところにも書きましたが、数年前に体調絶不調となりました。
西洋医学の薬において、さらに体調が悪化することになり、寝たきりになったこともありました。
その時に、助けてくれたのが、分子栄養学で、それによって、人並みに回復することができました。
そのような自分自身の経験から、今度は分子栄養学を提供する立場となり、日々患者さんに接しています。
ですので、みなさまが抱えているような、低血糖症状や、腸内環境の悪化などは、自分の体験していたこともあるので、良く理解できているつもりです。
体調改善に必要なこと
上記のようにお話してきたように、まずやるべきは、自分の体を知ることと、悪いもの、悪い習慣を出すということが先決になってきます。
ところが、ちまたの本や情報だけで自分自身でやろうとすると、どうしても足りない栄養素をサプリメントで補充するということがメインになってしまい、サプリメントがなければ立ち行かない体になることになります。
何が、自分の体にダメージを与えているのかをみていくのは、とても大切なことです。
せっかく摂った食事の栄養が吸収されないのはなぜか、うまく栄養が利用できていないのはなぜか、ということを検査結果をもとにして考えていくのはとても大事なのです。
栄養療法外来とは
栄養療法外来では、なかなか改善しない症状が、栄養に原因があるとした場合、どのようなことが考えられるのかということを、お話、診察、検査から一緒に読み解いていきます。
そして、悪化させている原因がありそうであれば、まずはそこを塞ぐということから始めていきます。
そのためには、採血やバイオロジカル検査など、幅広いデータを集めて、総合して、どのようなことが考えられるのかということを類推していきます。
そして、根本治療ピラミッドに沿って、治療をしていきます。
検査をすること、それを改善するための食事指導をすること、そして、治療を加速するためのサプリメントを提案すること、それらが一体となったものが栄養療法外来です。
もし、ご自分で食事改善などをやられていても、なかなか改善しない場合は、一度ご検討いただければと思います。
現在、宮澤医院(東京都葛飾区)で月曜日午前のみ診療しております。
他の曜日については、順次拡大していく予定です。
医院が近ければ、来院で、遠ければ、オンラインでの診察も行っています。
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